Awagami Factory
手漉き和紙、藤森家八代、徳島
八代、1878年パリ万博、二つの瑞宝章。現代に自らを再発明した徳島最後の和紙工房。
世界中のオンラインと専門店で販売。徳島の現地ワークショップあり。格安紙ではない - 本物の手漉き和紙。
哲学
藤森家八代にわたり、徳島県山川の谷間で手漉き和紙を作り続けている。原料の繊維 - 楮、三椏、雁皮、麻、竹 - は工場を見下ろす山腹で育つ。吉野川の水が生産を支える。すべての紙は流し漉きで作られる - 薄くて丈夫で、ほぼ破れない紙を生み出す伝統技法。伝統を装った工業紙ではない。何世紀も前と全く同じ方法で、一つの動作を生涯かけて磨いてきた人々が作る紙。
歴史
徳島における和紙作りは7世紀にまで遡る。藤森家はこの地で300年以上にわたり、8代にわたって紙を製造してきた。3代目の藤森実(みのる)は、徳島の天然藍で染めた和紙「阿波藍染和紙」を考案し、1878年のパリ万国博覧会に出品して大きな反響を呼んだ。これにより、和紙はヨーロッパのコレクションに加わることとなった。
6代目の藤森実(同名)は、戦後の困難な状況の中、1945年に家業を継承した。彼は消えゆく技術の保存に生涯を捧げた。1970年には徳島県無形文化財に指定され、1976年には「阿波和紙」が伝統的工芸品(伝統工芸品)の指定を受けた。1986年、天皇より勲六等瑞宝章を授与された。妻のツネもまた、藍染めの卓越した技術により同様の栄誉を授かっている。海外展開を見据え、家族が「アワガミファクトリー(Awagami Factory)」の商号を採用したのは1980年代のことである。それ以前は、単に自らの姓名で販売していた。
現在、工房は8代目の藤森洋一が率いており、彼は2022年に天皇より瑞宝単光章を授与され、製紙の匠として認められた。妻の三枝子も染色の名手である。彼らは「伝統を裏切ることなく、和紙を現代のニーズに適応させる」という大胆な賭けに出た。AIJP(アワガミ・インクジェット・ペーパー)は、ファインアートのデジタル印刷用に自社の製紙所でコーティングされている。これを使用する写真家たちは、柔らかな階調、繊細なディテール、そして工業製品では再現できない自然な手ちぎりの縁など、変革的な仕上がりについて語る。価格は高く、従来の紙よりも彩度は低めで、キャリブレーションには慣れが必要だ。しかし、それこそが違いを生むのである。
同家はまた、日本の和紙の使用を規定とした国際芸術コンクール「阿波紙国際ミニチュア版画展」を主催している。世界中からアーティストが作品を寄せる。製紙所はもはや単なる生産の場ではなく、文化発信の拠点となっている。
徳島には現在、4軒の和紙製紙所が残るのみである。かつての全盛期には、この地域に数百軒もの製紙所が存在した。原料となる楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの繊維は、工業用のパルプが数十年を要するのに対し、1年から2年で再生する。製紙所内では水が循環利用されている。これはマーケティングのための主張ではない。300年の歴史を持つ工房にとって、ごく当たり前の営みなのである。
アイコニック商品
AIJP (Awagami Inkjet Paper)
ファインアートインクジェット印刷用コーティング和紙。天然繊維(楮、竹、麻)、清らかな山水、ミュージアム品質。何世紀もの伝統とデジタル写真を結ぶ架け橋。世界中の写真家とアーティストが使用。
Aizome Washi
徳島の天然藍で染めた和紙。三代目藤森が考案し1878年パリで発表した技法。阿波藍は何世紀にもわたり工場横の氾濫原で栽培されてきた。