Le Minor
密編み海軍セーター, 1922年からのブルターニュ製造
哲学
1922年創業のル・ミノールは、ブルターニュの伝統的なニット技術を守り続ける守護者です。糸の編み立てから裁断、縫製までを自社内で一貫して行う「100%ブルターニュ製」にこだわり、100年前の漁師たちが求めた厳格な品質を、現代の日常着として蘇らせています。
歴史
1922年、ブルターニュ地方のロリアンで、ベルト・エテュイが「ロリアン・ニットウェア製造所」を設立しました。当初の目的は、地元の漁師たちのために、過酷な海上での労働に耐えうる実用的な海軍セーターを作ることでした。編み目を極限まで詰めることで、ワックス加工なしでほぼ防水に近い性能を持たせたこのニットは、雨やしぶき、強風から身を守るための究極の仕事着として重宝されました。
1963年に工房をギデルに移転。その後、グラマティコ家が30年にわたって経営の舵取りを担いました。フランスの繊維産業が衰退し、多くのブランドがコスト削減のために海外生産へシフトする中、ル・ミノールは一貫してギデルの地に留まり、一切の外注を行わない小規模で誠実な生産体制を守り抜きました。
2018年にシルヴァン・フレとジェローム・ペルマンジャが経営を引き継いでからは、アーカイブの再発掘やミュージアムの開設を通じて、ブランドの歴史的価値を再定義しました。2023年には、フランス政府から「無形文化財企業(EPV)」の認定を受け、その希少な職人技が公に認められました。現在も、編み立てから裁断、縫製に至るすべての工程をギデルとカンペールの自社工場で行っており、100%ブルターニュ製という純粋な誇りを守り続けています。
アイコニック商品
Chandail Marin
ほぼ防水の密編みオリジナル海軍セーター。1922年にメゾンを創設した作品。厚いウール、ゆったりカット、ブルターニュの漁師のために設計。
Mariniere Le Minor
ギデルで編み・縫製された本物のブルターニュマリニエール。伝統的ストライプ、密な編み。どこにでもあるアルモールリュックスではない。100%ブルターニュ版。
Vareuse
セーラーのスモック、甲板の衣服。作業着の上に着る広いカット、丸襟またはスプリットカラー、密編み。ラインナップで最も海洋的な作品。1922年と同じくギデルで編む。