Mario Talarico
職人の傘と日傘:貴重な木材、シルク、オーダーメイド。1860年からナポリで五代。
1860年から5世代の手作り傘。ナポリ公式超百年ボッテガ・ストーリカ。貴重な木材を蒸気で曲げ、シルクのキャノピー。ビスポーク。顧客:教皇フランシスコ、チャールズ3世国王。165年、同じ工房、同じ技。
哲学
傘は使い捨ての道具ではありません。それは木と絹、そして5世代にわたり受け継がれてきた職人の技の結晶です。ナポリに雨が降るとき、タラリコを開くことは、歴史をその手に持つことを意味します。
歴史
1860年、ナポリ。イタリア統一前、この工房は「アル・ジャッポネーゼ・ディ・ジョヴァンニ・ブオンジョヴァンニ」の名で、すでに手作りの傘や日傘を仕立てていました。その後、エミリア・ブオンジョヴァンニとアキッレ・タラリコの結婚により現在の名へと変わり、5世代にわたる伝説が幕を開けます。1924年、ジョヴァンニ・タラリコ夫妻は、ナポリ中心部のヴィーコ・ドゥエ・ポルテ・ア・トレド4/Bに工房を構えました。驚くべきことに、その住所は100年以上変わっていません。ヴィア・トレドへと続く細い路地に佇むその工房は、今も当時と同じ熱気で溢れています。製作工程は、徹底した手作業にこだわっています。傘の柄にはチェリー、竹、ソレント産のレモン、角、銀といった貴重な素材が使われ、機械で曲げるのではなく、蒸気を用いて手で丁寧に曲線を描き出します。生地には最高級のシルクやコットンが選ばれ、一本一本が注文に合わせて、あるいは店頭で持ち主の体格に合わせて調整されます。現在、87歳の4代目マリオ・タラリコ・シニアが、現代表である甥のマリオ・ジュニアと共に現役で作業台に立っています。顧客名簿には、ナポリの伝説的喜劇俳優トトから、ローマ教皇フランシスコ、そして自社製の竹の傘を愛用する英国のチャールズ3世国王まで、錚々たる名が連なります。ナポリにわずか9社しかない「100年以上の歴史を持つ公認歴史企業」の中で最も古く、タラリコは使い捨て文化とは無縁の存在です。雨のナポリで開かれるその傘は、単なる雨具ではなく、世代を超えて受け継がれる芸術品なのです。
アイコニック商品
Ombrello in bambù
蒸気で曲げた全長竹ハンドル、シルクキャノピー。チャールズ3世国王が持つモデル。取り付けハンドルではなく、竹が全長を通る。