Sugiyama Metal

ナノエンボス鉄フライパン・中華鍋 - 化学コーティング不要のBIFL調理器具

🇯🇵 日本, Tsubame 設立年 1948 $

哲学

妥協なき鉄。燕市でナノエンボス加工が鉄のフライパンを再発明し、化学コーティングに頼らず誰にでも使いやすくする。

歴史

新潟県燕市。4世紀にわたる金属加工の歴史。その始まりは寛永年間初期、1624年頃に遡る。地元の奉行が江戸から鍛冶職人を招き、信濃川の氾濫で被害を受けた農民に釘作りを教えた。数十年後には千戸以上の家が釘を製造するようになる。その後、鋸、鎌、包丁へと発展。現在、燕三条は日本製の洋食器の約90%を生産している。

この地で杉山正夫は1948年にプレス工場を設立した。フライパン、中華鍋、板金製の調理器具。同社は数十年、目立たないながらも効率的な産業下請けとして存続した。2011年、円高と中国製品の輸入という二重の衝撃がビジネスモデルを一変させる。価格を下げるのではなく、四代目である杉山正隆は、海外の工場が模倣できないものを作ることを選択した。

その答えが「ナノエンボス」だ。肉眼では見えない微細な凹凸が鉄に刻まれ、油の保持面を増やし、食品との接触を減らす。その結果、化学コーティングなしで、シーズニングがしやすく、26cmで765グラムという鉄製フライパンとしては驚異的な軽さを実現した。

2014年、業界外から小川陽介が加わり、自社ブランド戦略が本格化した。2017年には「4w1h」が誕生。「キッチンは動かないから、5W1HのWhereを抜いたもの」という意味だ。チームは新潟出身のデザイナー、グラフィックデザイナー、ライターで構成される。2019年10月に発売された「ホットサンドソロ」は、6ヶ月後には大ヒットとなる。一枚のパンを折りたたむ斬新なアイデア、色の違いで間違いを防ぐデザイン、波状の結合部で具材が漏れない工夫。ソロキャンパーや学生の間で奪い合いとなった。2020年にはグッドデザイン賞を受賞。

ユーザーはフライパンの軽さとナノエンボスの効果を高く評価している。「Made in Japan」としては際立ったコストパフォーマンスだとされる。唯一の不満は、初心者には手強い初期のシーズニング。しかし、それは化学的なごまかしのない、鉄本来の「本物」であることの証でもある。

OEMは依然として事業の核である。杉山製作所は、社名を非公開の家電ブランド向けに製造している。4w1hは売上高の10〜15%を占めるが、新規の産業顧客を惹きつけるためのショーケースとなっている。彼らが呼ぶところの「二刀流戦略」だ。

アイコニック商品

Takumi JAPAN Iron Frying Pan (nano-embossed)

ナノエンボス鉄フライパン。微細凹凸で油なじみが良く化学コーティング不要で焦げ付き軽減。BIFLの定義そのもの - 鉄のフライパンは世代を超える。燕製としては手頃。

4w1h Hot Sandwich Solo

ソロホットサンドメーカー。日本で大ヒット。燕三条キッチン研究所によるコンテンポラリーデザイン。パン一枚、具材、挟んで完成。シンプル、効果的、美しい。

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