Tanuki

未防縮の日本製セルビッジデニム(生機)。Earth、Retro、Kaze、Zettoなど独自の生地名。色落ちが早く、質感が強い。

🇯🇵 日本, Okayama 設立年 2016 $$

哲学

岡山のデニム技術者集団。匿名を貫き、他にない生地を作ることに集中する。製品が全てを語る。日本製100%、生機デニム、メイド・イン・ジャパンとして抑えた価格。各生地に名前と個性がある。

歴史

2016年、日本のデニムの聖地・岡山からTanukiが現れた。ブランドは熟練職人の集団と名乗り、生機(きばた) - 未防縮の生デニム - の達人を自称する。サイズごとに予測不能な縮みが出る扱いの難しい素材だ。創業者は匿名を貫く。「製品が全てを語るべき」という信条から。ロゴの「二」は伝統と革新を、赤と白は日の丸を表す。

だがデニムコミュニティはすぐに疑問を呈した。2017年、r/rawdenimで東京在住の外国人が指摘する。日本国内で誰もこのブランドを知らない、国内で販売されていない、しかもSNSの英語が日本人職人チームにしては流暢すぎる、と。有力な説は、Tanukiが横浜の大手オンラインショップDenimioのハウスブランドだというもの。証拠は揃っている - SNS運営チームの一致、日本国内ではDenimio経由でしか入手できない点、コンテスト当選者がDenimio経由で工場見学に招待される点。上野のHinoyaが持つBurgus Plusとの類似がよく指摘される。Tanukiは明確に否定したことがない。

透明性の欠如は一部の愛好家を苛立たせる。しかし製品そのものに異論はない。生地は本当に独自性がある。15ozのRetroは、現チームメンバーが1970年代に開発し、90年代末に廃番となった後、復活させたとされる。明暗二種類のインディゴ染めによる緩やかな色落ちが深い青のグラデーションを生む。Earthは攻撃的なスラブとハイコントラストの色落ちでPure Blue Japanに匹敵する。軽量のKazeはデイリーユース向け。IDxID(ダブルインディゴ)は緯糸・経糸ともにインディゴで、色落ちとともに独特のクロスハッチ模様が現れる。

全てシャトル織機で織り、日本国内で生機のまま縫製。これがブランドの技術的な核心だ。生デニムの縮みを何十年もかけて蓄積した計算式で制御し、ポケットがまっすぐ落ち、股上が引っ張らないようにする。TaperedとSlimのカッティングにはヨーロッパのパタンナーの助言も得たという。

フォーラムでの着用者の評価は好意的。色落ちは速く、PBJより早いという声もある。スラブは豊か、現代的なシルエットも好評。価格帯(250-300ドル)は日本製クラフトデニムとしては魅力的で、Iron HeartやThe Flat Headより手頃。批判は透明性に向けられ、ジーンズそのものには向けられていない。

販売は欧米の専門店が中心。Blue Owl(シアトル)、Canoe Club(ボルダー)、Red Cast Heritage(ヨーロッパ)、そしてもちろんDenimio。自社店舗はない。出自を重視する人には壁だが、手に取った生地で判断する人には発見となる。

アイコニック商品

Retro Tapered (RT1)

Earth Tapered (ET1)

Kaze Tapered (KDT)

IDxID Double Indigo (IDT1)

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