Mizuno Tanrenjo
1872年から堺で手打ち鍛造する包丁と日本刀。
哲学
同じ工房で刀と包丁を今も鍛える五代続く家族の鍛冶場。全生産が堺にとどまる。量産ラインなし、素材に妥協なし。各刃は一本ずつ鍛造される。
歴史
水野鍛錬所は家族鍛冶場の最も純粋な形だ。1872年、名工・水野虎吉が堺で創業し、現在五代目。注目すべき事実がある。今も刀を鍛えているのだ。装飾や観光用ではない。伝統技法に従った本物の日本刀だ。包丁と刀の両方を維持する日本でも数少ない工房の一つ。
系譜は見事だ。虎吉は刀鍛冶の伝統を受け継ぐ鍛冶師に学んだ。息子の貞三郎が現在の工房を確立し、伝説的な桜井正幸と森田正道に師事した。五代後の今も知識は昔ながらの方法 - 直接の徒弟制で伝わる。
生産は全て堺で行われる。包丁は伝統的な分業工程に従う。鍛造、焼入れ、研磨、柄付け。だが他の堺ブランドが異なる職人に外注するのと異なり、水野鍛錬所は工程のより大きな部分を自社で管理する。真の意味での鍛冶場であり、組立業者ではない。
鋼材は白紙から高級鋼まで。仕上げは質素で飾り気がない。水野鍛錬所の包丁は見た目で誘惑しようとしない。切れる、そして驚くほどよく切れる。価格は堺孝行より高いが、より緊密な職人の管理とより深い鍛造の歴史に対する対価だ。目利きにとって、堺で本当に重要な名前の一つだ。